布袋寅泰 ギタリズム5



長い沈黙を破ってギタリズムが復活

布袋寅泰と言えば、80年代後半あたりに中高生だったという男の人なら、知らない人はあまりいないというギターヒーローです。
当時大ブームになったBOOWYというバンドのギターリストだったのですが、このBOOWYは人気が絶頂のうちに突然解散して世間を驚かせました。
その後、吉川晃司と「コンプレックス」というユニットを結成して「ビーマイベイビー」や「恋を止めないで」などのヒット曲を飛ばしましたが、このコンプレックスも2年で終了さして、その後はソロとして活動するようになりました。

その、ソロ活動として打ち出したのが「ギタリズム」というプロジェクトです。
このギタリズムの最初のアルバムは、コンプレックスの活動をする前にリリースされています。

このギタリズムのファーストアルバムは、全般歌詞が英語というとてもスタイリッシュな内容でした。
このファーストアルバムに収められている「C'MON EVERYBODY」と「グロリアスデイズ」という曲は、布袋寅泰が好きな人なら外せない曲なのではないでしょうか。
その後、ギタリズム2は2枚組という大作で「メリーゴーランド」や「ビートエモーション」などの名曲が収められています。
次の「3」では「ワイルド」をテーマに勢いのあるアルバムになっていて「DIVING WITH MY CAR」といった勢いのある名曲が揃っています。そして次の「4」は、「サレンダー」や「さらば青春の光」などのヒット曲を収録してファン層を拡大しました。
その後、ギタリズムのベストアルバムを2枚リリースして、とりあえずギタリズムプロジェクトは終了しました。

その後はソロアルバムを何枚も出しているのですが、やっぱりギタリズムの時の布袋サウンドを望むファンの人は多かったと思います。
そして、2009年、長い年月を経てギタリズムが復活します。
ここへきてあえて「ギタリズム」というタイトルを付けるのですから、このアルバムには相当の思い入れがあり、そして自信作なのでしょう。

昔、ギタリズムのアルバムをよく聞いていたという人は、このニューアルバム「ギタリズム5」のサウンドを体験してみてはどうでしょうか。


【参加アーティスト】(五十音順)會田茂一、大沢伸一、KREVA、小渕健太郎(コブクロ)、SANDII、JILL(PERSONZ)
中丸三千繪、野崎良太(Jazztronik)、福富幸宏、FUMIYA(RIP SLYME)、森雪之丞、LOVE